夏の暑い時期になると仏壇に飾っているお花(生花)は、
すぐにしおれて、長持ちしませんよね。
こまめに水を替えたり、しおれた葉っぱを落としたり、
茎を斜めに切って、水切りしたり…。
お花が好きで、花のお手入れをするのが苦にならない人は
いいでしょうけれど、なかなか難しいところがありますよね。
お仏壇やお墓に造花はどうなの?
お仏壇やお墓にお供えする花は生花じゃなくてはダメだと
言う人も確かにいますが、どうなんでしょう。
わたしは、造花でもありだと思います。
理由は、父の遺骨を納めたお寺の納骨堂が、
生花ではなく造花を飾っているからです。
母と一緒に納骨堂の下見に行ったときに、
母は即「生花はダメなんですか?」と聞いていましたよ。
やはり年配の人(母は70代です)は気になるんですね。
「衛生管理の都合上、生花ではなく造花にしています。」
とお寺の住職さんから言われました。
お供えものも、置いて帰ってはダメで、持ち帰らなくてはいけません。
ちなみにお寺の住職さんは若くて40代です。
わたしよりも年下です(苦笑)
浄土真宗本願寺派です。
同じ仏教徒でも宗派によっていろいろありますし
お寺の人の考え方もそれぞれで、いろんな意見があると思います。
浄土真宗の場合は、ご先祖様を通じて、
阿弥陀様に感謝することが大事なので、気持ちの問題だと思います。
あれはダメ、これはダメとそんなに厳しいことはありません。
物事に対して、柔軟な考え方をするというのも大事なのかなと思います。
お仏壇のお供えにどうしても生花にこだわる場合は
飾れないときは、飾らないという手もあると思います。
うちは去年の夏、お仏壇の周りに蟻(アリ)が発生して苦労しました。
お菓子や果物などのお供え物は置いてなかったのですが、
花にアリがついていたのです。
白くて透明っぽい小さな蟻(アリ)で、
母は「砂糖アリ」だと言ってました。
お仏壇に殺虫剤をまくわけにもいかず、
考えあぐねていましたが、お盆を前に、母は結局、
アリに効く殺虫剤をまいていました^^;
お花に蟻(アリ)が来るから、
その間は仏壇には、お花もお供えもありませんでした。
仏飯は置いてすぐ下げていましたが…。
(だけど、仏様に供えるご飯があるのは、母がご飯を炊いたときだけ…)
生花を飾らない代わりに、花ろうそくというのもありますよ。
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キレイで使うのがもったいない気がしますけど。
初盆やお彼岸のご進物(贈り物)として喜ばれると思います。